ツノトカゲ科 (Phrynosomatidae) は、有鱗目イグアナ下目の1科である。広義のイグアナ科内のツノトカゲ亜科 (Phrynosomanidae) またはまれにハリトカゲ亜科 (Sceloporinae) とすることもあるが、近年は独立科とすることが多い。
新大陸固有のため日本で馴染み深い種はないが、ペット用として輸入されている。
分布
北米大陸のうち、カナダ南部からアメリカ合衆国、中央アメリカのパナマまで。
特徴
ほとんどは体長10センチメートル以内の小さなトカゲ。
胴の断面は丸いか上下に扁平。
卵生。(他のイグアナ下目には卵胎生の種もいる)
分類
分子・系統双方の系統解析で、ツノトカゲ科の単系統性は強く支持されている。
9属に分類される。
- ツノトカゲ亜科 Phrynosomatinae
- シマオトカゲ属 Callisaurus
- オオミミナシトカゲ属 Cophosaurus - オオミミナシトカゲ1種
- ミミナシトカゲ属 Holbrookia
- ツノトカゲ属 Phrynosoma - サバクツノトカゲ、マルオツノトカゲなど
- クシユビトカゲ Uma
- ハリトカゲ亜科 Sceloporinae
- イワバトカゲ属 Petrosaurus - ウミベイワバトカゲなど
- ハリトカゲ属 Sceloporus - イワハリトカゲ、サバクハリトカゲ、マラカイトハリトカゲなど
- ノボリユタトカゲ属 Urosaurus - ニシキノボリユタトカゲなど
- ユタトカゲ属 Uta - ワキモンユタトカゲなど
画像
脚注




