キタノドジロコクイナ(北喉白小水鶏、学名:Laterallus albigularis) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。別名キタノドジロコビトクイナとも呼ばれる。
分布
ホンジュラス、コスタリカからコロンビア、エクアドルにかけて分布する。
形態
体長14-16cm。頭頂部はオリーブ色がかった褐色で、顔は赤紫色がかった褐色である。背中は赤褐色、背下部、雨覆は暗い褐色である。喉から上胸にかけては白色で、体の側面と脇は黒色で白色の横縞がはいる。
生態
湿地や草地、河川や湖沼の周囲の茂みに生息する。
昆虫類や植物の種子を食べる。
茂みの中に営巣し、1腹3-5個の卵を産む。
亜種
以下の3亜種に分類される。
- Laterallus albigularis albigularis
基亜種。コスタリカから、パナマまでの中央アメリカの太平洋側と、コロンビア北部からエクアドル西部にかけて分布する。
- Laterallus albigularis cinereiceps
ホンジュラス東南部からパナマ西部にかけて分布する。
- Laterallus albigularis cerdaleus
コロンビア東部に分布する。
参考文献
- 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、69、164頁。

![動物事典 キタノドジロコクイナ [ Laterallus albigularis ]](http://animalchain.site/image/m_6479.jpg)


