散田町(さんだまち)は、東京都八王子市の地名。現行行政地名は散田町一丁目から散田町五丁目。住居表示実施済み区域。郵便番号は193-0832(八王子西郵便局管区)。

地理

八王子市中部に位置する。JR中央本線西八王子駅の南西、散田丘陵の北に位置する。西八王子南口一帯が商業地帯になっているのに対し、南部の丘陵地帯は住宅地となっている。東で台町、南で山田町・めじろ台、西で東浅川町、北西で並木町、北で千人町と隣接する。

地価

住宅地の地価は、2017年(平成29年)の公示地価によれば、散田町3-6-21の地点で20万円/m2となっている。

歴史

地名の由来

諸説あるが、

  • 片倉城の重要な耕作地であった三つの田んぼ「散田(現在の散田町一・三・四丁目付近)」、「三田(現在の散田町五丁目から東浅川町東側の三田地域付近)」、「山田(現在の散田町二丁目から山田町・めじろ台付近)」から
  • 広園寺のある付近の土地を「山田(さんだ)」と呼んだことから
  • 請作させて地代を取る田地を意味する「散田(さんでん)」から

等が由来とされている。

沿革

  • 1667年(寛文7年) - 検地によって、現在の散田町、並木町、山田町の全域、めじろ台のほぼ全域、東浅川町東側の三田地域、台町の一部が武蔵国多摩郡散田村として確定する。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、神奈川県南多摩郡散田村が下長房村、下椚田村、館村、寺田村、大船村と合併し、横山村が成立する。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 横山村が八王子市に編入され、大字散田となる。
  • 1956年(昭和31年) - 旧横山村のうち大字散田の字中散田と字寺上が(旧)散田町に、字下散田が散田東町となる。
  • 1981年(昭和56年) - 住居表示の実施に伴い、(旧)散田町が散田町四丁目・五丁目、散田東町が散田町一丁目 - 三丁目となる。

世帯数と人口

2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである。

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。

交通

鉄道

  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)
    • 中央本線(中央線快速) : 西八王子駅

バス

道路

一般国道・都道は通過していないが、JR中央線を挟んで東西方向に国道20号と並走する幹線道路(市道)がある。

施設

行政

  • 八王子市教育センター(散田町二丁目)

教育

  • 八王子市立第七中学校(散田町二丁目)
  • 八王子市立散田小学校(散田町五丁目)
  • 八王子市立横山中学校(散田町五丁目)

郵便局・金融機関

  • 八王子西郵便局(散田町五丁目)
  • 多摩信用金庫散田支店(散田町三丁目)

商業

  • スーパーアルプス西八王子店(散田町三丁目)
  • とんでん八王子散田町店(散田町五丁目)
  • ガスト八王子散田店(散田町五丁目)

病院

  • 南多摩病院(散田町三丁目)

公園・神社・寺院

  • 東めじろ台緑地(散田町四丁目)
  • 万葉公園(散田町五丁目)
  • 真覚寺(散田町五丁目)
  • 高宰神社(散田町五丁目)

その他

  • 東京都水道局散田配水池(散田町二丁目)

参考文献

  • 角川日本地名大辞典
  • Web八王子事典
  • 谷戸めぐり 旧散田村(散田、台町、山田町、並木町、一部東浅川町)の地名

脚注

関連項目

  • 尾崎行雄 - 父親の行正が散田村の出身

外部リンク

  • 八王子市

【西八王子の散田町を渋谷・原宿に!】壮大な夢に向けて走り出した散田町のコミュニティアパート「pas a pas」(パザパ)のオーナー・渡邊雅彦

八王子市 散田町 株式会社木﨑工業

散田町の家 441architects ナカムラタカシ建築設計事務所

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散田1号緑地 八王子市南西部地区の公園 南西部地区公園指定管理者 和(なごみ)