フアン・カルロス・ガリード(Juan Carlos Garrido, 1969年3月29日 - )は、スペインのサッカー指導者。CDカステリョンの監督を務める。
経歴
ビジャレアルCF Bの監督を長年務め、セグンダ・ディビシオンBからセグンダ・ディビシオンへの昇格に成功、セグンダでも厳格な指導で有能な若手のそろうチームを躍進させた。2010年2月1日、エルネスト・バルベルデが成績不振で解任されると後任監督に内部昇格した。
マヌエル・ペジェグリーニが実践していたパス・アンド・ムーブのサッカーへ路線を修正し、7位までチームを立て直した。これらの成果が評価され、1年間の契約延長を勝ち取った。ビジャレアルより上位であったRCDマジョルカが財政難により出場資格を剥奪されたため、UEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得した。2010-11シーズンは下部組織から若手選手を引き上げ、UEFAヨーロッパリーグではベスト4に進出し、リーグ戦も4位と成功を収めた。マテオ・ムサッキオ、マリオ・ガスパールなど多くの若手選手が主力へ成長した。
2011-12シーズンはサンティ・カソルラの移籍や主力の怪我、新戦力の不調もありチームは不振に陥った。UEFAチャンピオンズリーグでは、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ、SSCナポリを相手に6戦全敗の最下位に終わる。2011年12月21日、コパ・デル・レイ4回戦・ホームでCDミランデスに敗北した後、解任された 。
2012年11月、ジュピラーリーグのクラブ・ブルッヘの監督に就任した。2012-13シーズンは優勝こそ逃したものの、優勝プレーオフに進出してタイトルを争った。ただ、UEFAチャンピオンズリーグ 2013-14の予選3回戦で格下シロンスク・ヴロツワフ(ポーランド)に敗れる失態を演じ、2013年9月に解任された。
2013年12月2日、最下位に沈むレアル・ベティスの監督に就任した。しかし、1分け4敗と流れは変わらず、2014年1月18日にホームで行われたレアル・マドリードで0-5と惨敗したことが決定打となり、翌日に解任された。
2014年7月8日、アル・アハリの監督に就任した。エジプト・スーパーカップを制覇するなど好成績を収めていたものの、2015年5月3日に解任された。
2016年11月6日、アル・イテファクの監督に就任した。
2017年6月、ラジャ・カサブランカの監督に就任した。
2021年1月12日、セグンダ・ディビシオンで降格圏の21位に沈むCDカステリョンの監督に就任した。
監督成績
- 2020年3月12日現在
タイトル
指導者時代
- アル・アハリ
- エジプト・スーパーカップ:1回(2014-15)
- CAFコンフェデレーションカップ:1回(2014)
- ラジャ・カサブランカ
- モロッコ・カップ:1回(2017)
- CAFコンフェデレーションカップ:1回(2018)
脚注
外部リンク
- フアン・カルロス・ガリード - BDFutbolによる監督成績



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