キヅタ属(キヅタぞく、木蔦属、学名:Hedera)はウコギ科の属の一つ。ラテン名のヘデラ (Hedera) と呼ぶことも多い。ブドウ科ツタ属のツタとは、別の目に属する。

特徴

ヨーロッパ、北アフリカ、アジアなどに分布し、日本にはキヅタが分布する。常緑のつる性植物で葉が美しいものがあり、観葉植物にされるものもある。繁殖は挿し木で行なう。

ツタには「他人の空似」が少なくない。秋に紅葉し、冬に落葉するツタはナツヅタ、常緑のキヅタは、フユヅタとも呼ばれる。ヤツデと同じウコギ科で、ヤツデに似て、五弁の花がかんざし状にかたまって咲く。

主な種

セイヨウキヅタ Hedera helix
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジア。かなり耐寒性があり、日本の暖地では屋外で越冬可能である。別名はアイビー (Ivy) 。また、単に「ヘデラ」というと本種を指すことが多い。
オカメヅタ H. canariensis
カナリア諸島原産。
キヅタ H. rhombea
日本に自生。

脚注


外部リンク

  • キヅタ属 ウコギ科(植物雑学事典)

関連項目

  • アイビー・リーグ - アメリカ東部の名門私立大学6校グループ。一説によると、ツタが絡まるほど伝統のある校舎をもつことより命名されたとされている。

身近な自然と季節 写真集 キヅタ

キヅタ

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