アンドリュー・チャールズ・ベネス(Andrew Charles Benes, 1967年8月20日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州バンダーバーグ郡エバンズビル出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
愛称はレインマン(Rain Man)。5歳下の実弟アラン・ベネスも元メジャーリーガー(投手)である。
経歴
プロ入り前
1988年、ソウルオリンピックで公開競技として行われた野球競技にアメリカ合衆国代表として出場し、金メダルを獲得している。また、この年は第17回日米大学野球選手権、第30回IBAFワールドカップでも代表に選出されている。
現役時代
MLBドラフト1巡目(全体1位)でサンディエゴ・パドレスから指名され、プロ入り。
1989年はAA級ウィチタ・ラングラーズとAAA級ラスベガス・スターズの2球団合計で10勝5敗、防御率3.33、144奪三振を記録し、8月11日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビュー。同年、スポーティングニュース社選出の最優秀新人投手に選出された。
1990年から4年連続で二桁勝利を記録。
1991年は7月15日時点で4勝10敗だったが、それ以降は11勝1敗を記録。7月28日から9月25日にかけて10連勝を記録し、ナショナルリーグでは1989年にデニス・マルティネスが11連勝を記録して以降最長となった。
1993年、オールスター選出を果たし、同年から3年連続で開幕投手を務めた。1994年はリーグワーストの14敗を喫したが、リーグ最多の189三振を記録して最多奪三振のタイトルを獲得した。
1995年7月31日にシアトル・マリナーズヘトレードで移籍した。シーズン終了後にFAとなり、セントルイス・カージナルスへ移籍した。
1996年、自己最多の18勝を記録し、サイ・ヤング賞の投票では3位に入った。
1998年2月3日にこの年からメジャーに新規加入するアリゾナ・ダイヤモンドバックスへFA移籍した。
2000年から2002年にかけて再びカージナルスでプレーし、2002年12月に現役引退を表明。
詳細情報
年度別投手成績
- 各年度の太字はリーグ最高
- 「-」は記録なし
- 通算成績の「*数字」は、不明年度がある事を示す
年度別守備成績
- 各年度の太字はリーグ最高
獲得タイトル
- 最多奪三振:1回(1994年)
記録
- MLBオールスターゲーム選出:1回(1993年)
背番号
- 40(1989年 - 2002年)
代表歴
- 第17回日米大学野球選手権大会 アメリカ合衆国代表(1988年)
- 第30回IBAFワールドカップ アメリカ合衆国代表(1988年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 B
- MLBドラフト全体1位指名選手
- 兄弟スポーツ選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Andy Benes stast MiLB.com (英語)
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